Echinops 属


ヒゴタイ/タマアザミ

 ヒゴタイ属は地中海周辺からヨーロッパ・アジアにかけて分布し、150種ものメンバーを擁する大家族です。日本は分布のはずれにあたり、輸入された園芸品種を除けば、大陸から入ってきたと考えられる1種だけが野生しています。九州・四国・本州で見られますが、九州でも数が減り、四国・本州では絶滅状態です。
 ネギ坊主のような球形頭花をしていますが、これは小さな単花冠頭花が集合したものです。そのために、総苞片が球形花の中に多数潜んでおり、これが鋭い刺を持っていますから、うっかり花に触ろうものならひどい仕返しを受けてしまいます。中国名「藍刺頭」は、この特徴をよく表しています。もちろん、葉には鋭い刺があり、とても触れることはできません。echino- は「トゲ」を表すギリシャ語の接頭語で、echinos といえば、ウニ・ハリネズミのことです。

 

  ナミハリネズミ(ヨーロッパハリネズミ)(2004.8.20 ジュブレイ・シャンベルタン村,フランス)

 


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